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本当に効き目があるの?!AGA治療薬の効果と副作用まとめ

本当に効き目があるの?!AGA治療薬の効果と副作用まとめ

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プロペシアについて

プロペシアの効果

プロペシアとは、AGA(男性型脱毛症)が原因で起こる薄毛の進行を抑制する効果を持った治療薬です。プロペシアの主成分であるフィナステリドは、元々アメリカの製薬会社によって前立腺肥大症の治療に使用する目的で開発されました。しかしフィナステリドを投与された患者たちに薄毛が改善されるなどの育毛効果が確認されたことで、育毛剤の成分として使用されるようになりました。

プロペシアはアメリカ食品医薬品局(FDA)の認可を受けて、今では世界60ヶ国以上で薄毛治療に利用されています。AGAとはDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの一種が髪の毛のヘアサイクルを乱すことで発生する症状であり、一度でも発症すると頭皮ケアや食生活の改善などの薄毛対策だけでは治療することが出来ません。

しかし、プロペシアに含まれているフィナステリドには体内のテストステロンをDHTに変化させる役割を持つ5α-還元酵素の働きを阻害する効果があるため、AGAの影響による薄毛の進行を抑制することが出来ます。ただしプロペシアはAGAの影響で乱れたヘアサイクルを正常に戻すことで薄毛の症状を改善する治療薬なので、治療効果を発揮するまで数ヶ月かかります。

一ヶ月分のプロペシアの相場が1万円前後なので、プロペシアを使用しても効果が得られない体質だとしても、それを確認するまでに数万円の治療費がかかります。

プロペシアの主な副作用

プロペシアの使用が原因で発症する可能性のある副作用の一つが男性機能の低下です。プロペシアの使用が原因でED(勃起不全)や性欲減退、精子減少などの症状が現れる場合があるといわれています。

そしてプロペシアは長期間服用する必要があるので肝臓に負担がかかりやすく、肝機能障害を引き起こす場合があるといわれています。また、プロペシアの使用により男性ホルモンの分泌が抑えられることで乳房が大きくなるなど身体が女性的に変化したり、うつ病を発症する可能性もあります。

ミノキシジルについて

ミノキシジルの効果

ミノキシジルとは、AGAの影響で髪の毛が抜け落ちた頭皮に発毛を促す効果を持った治療薬です。プロペシアと同様にアメリカ食品医薬品局の認可を受けており、世界90ヶ国以上で薄毛治療に利用されています。

本来はアメリカの製薬会社によって高血圧の治療に使用する目的で開発された薬ですが、投与された患者の体毛が濃くなるなどの発毛効果が確認されたことで、発毛剤として利用されるようになりました。日本皮膚科学会が発表した脱毛症診療ガイドラインではプロペシアと並んでAランクに選出されるなど、現在ではAGA対策に利用されている代表的な治療薬の一つとなっています。

ミノキシジルにはタブレットのような内服タイプの他に外用タイプが存在しますが、外用タイプを使用するときに頭皮環境が乱れていると、成分が十分に浸透せずに効果が薄れてしまいます。そのため、外用タイプを使用する場合は育毛シャンプーを使用するなどの頭皮ケアを行って、頭皮環境を整えておくことが大切です。

そして、プロペシアと同様にミノキシジルも効果が現れるまでには時間がかかるため、AGAの治療に利用した場合はプロペシアと同程度の治療費が必要になります。また、通常はプロペシアでAGAの症状を抑制してミノキシジルで髪の毛を増やすなど、2つの治療薬を併用してAGAの治療が行われます。

ミノキシジルの主な副作用

ミノキシジルを内服タイプで使用した場合に、内臓を通じて発毛効果が全身にあらわれるため、全身の体毛が濃くなるなど多毛症の副作用を発症する可能性があります。また、元々は高血圧の治療薬として開発された治療薬なので、ミノキシジルを使用することで低血圧症を発症する場合があります。

そして、ミノキシジルの使用により発症する副作用の中でもとくに多い症状が頭痛だといわれています。また外用薬としてミノキシジルを頭部に塗布した場合に、頭皮に痒みを感じる可能性があります。その他には、ミノキシジルの使用が原因で皮膚の皮脂分泌量が増加することでニキビが増えたり、EDや性欲減退などの副作用を発症する可能性があります。

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