ミノキシジルは額の生え際にも効果が出るの？

AGAの症状はM字型とO字型がある

AGA男性型脱毛症の症状にはM字型とO字型とあります。額の生え際から脱毛が進むとM字型に、頭頂部から脱毛が進むとO字型になります。人によっては両方から脱毛が進んでU字型になることがあります。

ミノキシジルで治せる

そんなAGAでも治療できるのがミノキシジルと言う有効成分です。ミノキシジルには血管を拡張し、頭皮の血流を良くする作用があります。髪の毛に必要な栄養と酸素が届きやすくなるため、発毛対策に有効です。さらにミノキシジルにはアデノシンの分泌を促す作用もあります。アデノシンの分泌により成長因子が分泌され、毛母細胞の働きが活発になります。

額の生え際には効果が出ない？

ミノキシジルは頭頂部から薄くなるO字型の治療に有効です。しかし額の生え際から薄くなるM字型には効果が出にくいと言われています。

還元酵素には作用しない

AGAは脱毛因子を作り出すDHTと密接な関係があります。DHTが作り出した脱毛因子により毛周期の成長期が短くなり、細く短い髪の毛が増えてしまうのです。このDHTは頭頂部より額の生え際のほうが強力と言われています。ミノキシジルは血管拡張作用やアデノシン分泌作用はあるものの、DHTには直接作用しないです。そのためミノキシジルを額の生え際に浸透させても効果があまり出ないことがあります。

毛細血管が少ない

私たち人の頭部には無数の毛細血管が走っています。しかし頭頂部より額の生え際のほうが少ないと言われています。毛細血管が少なければミノキシジルにより拡張しても効果が出にくいです。同じ理由で育毛頭皮ケアに用いる育毛剤も額の生え際だと難しいことがあります。中にはDHTに直接作用する成分配合の育毛剤があり、額の生え際の育毛頭皮ケアにも有効となっています。

頭皮が固い

頭皮が固いと血流が悪くなりやすいです。本来頭頂部と額の生え際では同じ固さのはずです。しかし人によっては額の生え際のほうが固いことがありました。10本の指を広げて皮膚を掴み、円を描くように動かしてみると頭皮の固さがある程度分かります。

あまり動かないときは頭皮が固くなっています。さらに頭皮が固いとミノキシジルの浸透性が悪くなり効果が出にくくなってしまいます。頭皮が固い場合は指の腹を使い、優しくマッサージすると言う対策が有効です。

栄養不足や過度なストレス

その他にも偏った食事などで栄養不足になるとミノキシジルの効果が出にくいです。肉類や野菜類、果物類などバランスの取れた食事を摂取し、十分な栄養を補給して下さい。過度なストレスは頭皮の血流が悪化しやすいため、溜め込んだストレスはなるべく早期に解消して下さい。アルコールやタバコは頭皮の血流に悪影響が出やすいためになるべく控えて下さい。

ミノキシジルタブレットを使用

頭皮に塗って使用するミノキシジルの他、ミノキシジルタブレットがあります。ミノキシジルタブレットは口から服用するため、M字型でも効果が出やすいです。ミノキシジルタブレットには5mgと10mgの2つの錠剤があります。発毛目的で使用する場合、1日2.5mgから5mgを服用するのが一般的と言われています。ミノキシジルタブレットは頭皮に塗って使用するものより副作用が出やすいです。

特に出やすいのが多毛症と言う副作用で、顔や手足など他の部位の体毛まで濃くなることがあります。いきなり5mgから服用すると副作用が出たときが心配です。まずは5mgを半分にカットし、2.5mgから始めるのがおすすめです。錠剤をカットするときに便利なハサミが通販などで販売されています。

ドライバーのマイナスでカットすると上手くカット出来ずに飛び散ってしまうことがあります。しかし錠剤カットハサミなら上手にカットすることが可能です。1000円位で購入できるため、揃えておくと良いです。